アレルギー性鼻炎について

2019-01-21

人の鼻では、侵入してきた特定の物質(抗原)を自分以外の物質(異物)と判断すると、それを無害化しようとする反応(抗原抗体反応)がおこります。その結果、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出てくる病気をアレルギ-性鼻炎と言います。

工場地帯や交通量の多い街道沿いなど大気汚染のひどい地域では、住宅地や田園地帯よりもアレルギ-性鼻炎が多いと言われています。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど鼻の症状が長く続くため、生活の質(QOL)は、心身ともに低下します。鼻づまりによる口呼吸のために、のどの渇きや痛み・かゆみ、頭痛を訴えることもあります。その他、不眠、授業中の居眠り、イライラ感、全身倦怠感や集中力の低下など学業への影響が出ることもあります。

原因物質との接触を断つことが一番の予防法になります。ハウスダストやダニが原因であれば、寝具を日光に干したあと、掃除機でほこりやダニを吸い取ります。また、大気の状態が非常に悪い場合には、外出を控えるようにしましょう。そして日ごろから体調を整え、過労、ストレスを避け、規則正しい生活を心がけることも大切です。

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