おたふく風邪

2019-09-09

おたふくかぜは、ムンプスウイルスの感染によって起こります。

潜伏期間は2~3週間ほど。耳の下、あごの下の唾液腺が腫れてきます。全部同時に腫れる場合もあれば、片側がまず腫れ、徐々に他のところが腫れてくる場合もあります。発熱は病初期に2~3日見られることが多く、腫れ始めは痛みが強いと言われています。唾液腺から唾液が出るときに痛みがあるので、味の濃いもの、酸っぱいものなど、唾液がたくさん出るような食べ物は避けましょう。腫れはじめてから5日程度たてば、感染力はなくなると考えられています。治療法は特になく、痛みが強いとき・熱がある時に解熱鎮痛剤を使用するなど、対処療法が基本となります。

おたふくかぜは、発症する2日くらい前から人にうつしやすい状態になります。おたふくかぜは、ワクチンで防げる病気です。脳炎にまで発展し、年間数人は命をおとしています。難聴という、一生付き合っていかなければならない合併症もあります。

「かからないように、人に感染させないように」 ぜひワクチンを接種しましょう。

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