尿路感染症とは?

2018-09-18

尿をつくり体の外に排泄するまでの通り道を尿路(にょうろ)といいます。尿は腎臓、尿管、膀胱、尿道というルートを経て、体内から体外へ排泄されます。なんらかの原因で尿路に病原体が侵入し、炎症を起こしてしまうことがあり、この状態を尿路感染と言います。

尿路感染を起こす病原体には細菌・ウイルス・真菌などがありますが、もっとも多い原因は細菌です。感染経路としては、外陰部周辺の細菌が尿道から膀胱、尿管、腎臓という、尿の流れとは逆の方向に侵入してくることがほとんどです。尿路感染症の主な症状には、発熱、排尿時痛、頻尿、腹痛、腰部痛(腰を叩くと痛みが生じる)が挙げられます。

 

尿路感染症が疑われる場合、尿検査やその他各種検査を行います。尿検査で尿中に白血球や、細菌が出ているか調べます。炎症の程度や血流感染の有無を調べる目的で血液検査をすることもあります。適切な薬を服用すれば、ほとんどの場合、服用症状が改善します。

尿路感染症の予防として、外陰部を清潔に保つことと、水分を十分に摂取して長時間尿を我慢せず、こまめに排尿することが大切です。

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