マイコプラズマ肺炎
2018-11-21
マイコプラズマ肺炎とは、マイコプラズマという細菌に感染した肺炎です。主に小学生以上の学童に多い病気とされています。クラスで流行することがあり、咳や痰のしぶきを吸い込むことによりうつる、飛沫感染が主になります。潜伏期が2~3週間程度と長い感染症で、兄弟が罹(かか)った場合、その2~3週間後に別の家族がなるということもよくあります。
症状としては熱と咳になり、稀に高い熱や激しい咳がでることもあります。微熱程度でしつこい咳が出る場合は、この肺炎の可能性があります。
マイコプラズマ感染の場合、小児科でよく処方される抗生剤では効果がない場合が多く、マイコプラズマ肺炎を標的にした抗生剤を使用する必要があります。また、7~10日間と長い期間の服用が必要になります。
一般的には、熱や咳がでて2~3日解熱しないときや1週間以上痰の絡んだ咳がつづくときにマイコプラズマを疑い検査や抗生剤を開始します。マイコプラズマに感染すると、解熱した後も1~2週間程度倦怠感が続いたり、1ヶ月程度咳が続くことがあります。
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