急性膀胱炎になってしまったら

2019-03-13

急性の膀胱炎は、トイレが異常に近くなる(頻尿)、排尿時の痛み、尿の濁りが3大症状です。加えて、排尿後も尿が残っているようでスッキリしない(残尿感)感じがあったり、時には血尿が出ることもあります。

膀胱には感染を防御する力も備わっているので、多少の菌が侵入した程度では、そう簡単には感染を起こさないようになっています。しかし、疲れがたまったり、カゼをひいたり、寝不足が続いたりなどで、一時的に抵抗力が落ちると膀胱炎にもなりやすくなるのです。

また、夏は汗をかいて脱水傾向になりやすく、尿量が減って細菌を洗い流しにくいため、冬より膀胱炎を起こしやすくなります。

まず飲み薬での治療になります。最近は薬剤耐性菌も増えているので、効果が不十分な場合は抗生剤の種類を変えます。治療中は十分な水分摂取を心掛け、排尿とともに細菌を体外へ排出するようにしましょう。治療が遅れると腎臓まで菌が昇り、腎盂腎炎になって高熱が出たり腎不全になってしまうことがあるので、症状が続く場合は早めに受診しましょう。

水分を多めにとる。腰まわりを冷やさないようにする。などが自分でできる予防法になります。

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