子供の熱について
2019-04-12
子供の体温の高さはひとつの目安になりますが、体温が高いほど重症かというと、そうは言いきれません。逆に、体温がそれほど高くなくても、きげんが悪かったり、食欲がなかったり、体のどこかが痛かったりしている場合は、注意深く様子を見る必要があります。そして、おしっこの回数が減っていれば脱水症の目安になるので気をつけましょう。
突然高い熱が出るというのは、体の中で大きな異変が起こったことを示します。インフルエンザにかかったときも、ふつうの風邪と違って、いきなり38℃以上の高い熱が出ることが多くあります。また熱中症でも、はっきりと体温があがったとき、特に40℃以上の熱が出たら、熱中症のなかでも最も重い「熱射病」の可能性があるので、すぐに受診しましょう。
生後3カ月未満の場合を除けば、熱の高さだけで病院に行くか、行かないかを決めるのではなく、熱以外の症状や、体の状態をみて判断することが大切です。「きげんが悪い」とか「ふだんと様子が違う」場合は、医師に診てもらいましょう。
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