イボについて

2019-07-16

イボとは、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。
一般的なイボは、ウイルスが感染してできるイボで、ウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれます。また水イボ(=伝染性軟属腫)や老人性イボ(スキンタッグ、脂漏性角化症)などがあります。

ヒト乳頭腫ウイルスというウイルスの一種が皮膚に感染してできるのが、ウイルス性疣贅です。小さな傷があるとそこから皮膚に入り込み、表皮の基底細胞に感染し増え続けます。超低温の液体窒素を綿棒などに染み込ませて、患部を急激に冷やすことにより、皮膚表面のウイルスが感染した細胞を壊死させ、新たな皮膚の再生を促す治療を行います。

水イボ(伝染性軟属腫)は、ほとんどが子供にできます。伝染性軟属腫ウイルスが原因で、身体にできることが多く、手のひら足の裏にはほとんどできません。
治療方法は、リングピンセットで水イボをつまみ、中にあるウイルスの塊を取り出す方法です。水イボが自然に治ることも多い病気であるため、時間は少しかかっても塗り薬など痛みの少ない方法で治療すべき言う考えや、放っておいてもよいと言う考えもあります。

ウイルス性のイボの場合、増殖したり転移する可能性があるので、再発に気をつけましょう。水イボの場合、他人に感染することがあり、タオルや足拭きマットなどの共用は避けましょう。

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