インフルエンザの症状とは?

2019-10-16

インフルエンザウイルスによっておこる呼吸器の感染症です。ふつうのかぜとは重症度が違い、気管支炎、仮性クループ(声を出す喉頭が炎症をおこしてはれる病気)、肺炎などの呼吸器の病気や脳炎・脳症を起こして重症化しやすい病気です。

約1~4日の潜伏期の後でまず高熱が出て、だるさ、のどの痛み、頭痛などの症状がでます。必ずしもせきや鼻水がひどくなるわけではありません。声がかれてケンケンとしたせきが出る喉頭炎(クループ)になることもあります。年齢によりますが、頭痛や腹痛などの症状が出ることもあります。熱は4~5日続いて、その間に気管支炎や肺炎をはじめとする合併症がおこることがよくあります。

伝染力が強く、熱が下がってもその後数日間はほかの人にうつす可能性が高いので、家での安静を心がけましょう。

インフルエンザワクチンは発病予防だけでなく、重症化予防として接種することをおすすめします。ワクチン接種によって発病や重症化が予防できるケースが多く、結果として脳炎の予防にもなります。また、妊娠中に母親が受けると生まれた赤ちゃんにも予防効果があります。

Copyright(c) 2018 Sakura Clinic All Rights Reserved.