大人の皮膚炎とは

2020-05-13

アトピー性皮膚炎とは、顔や耳の周り・首や関節の内側など皮膚の薄いところを中心に、乾燥したり、逆にじくじくしてただれたようになってしまう病気です。以前は、大人になればアトピー性皮膚炎は治るものとされていましたが、現代では大人になっても治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎にかかる人が増えています。

幼いうちは食物やダニがアレルゲンとなってアトピー性皮膚炎を起こしていました。これは、まだ幼いうちは皮膚や体の防御機能が未熟であったためと考えられています。一方、大人ではさまざまなものに含まれる化学物質や食品添加物、ハウスダスト、強い紫外線など外界の刺激がアレルゲンとなっていることが多いのです。また、さまざまなストレスや睡眠不足なども症状をひどくしてしまいます。

皮膚の清潔を保ち、汗などの汚れはそのままにしない

下着の素材は柔らかいものにするなど、患部を刺激したり、かゆみを感じない素材にする

保湿をしっかり行い、乾燥を防ぐ

栄養バランスの良い食事を摂る

積極的に気分転換やリラクゼーションを取り入れる

など、生活環境を見直し、清潔を保つことが病気の発症・症状の軽減の対策になります。

アトピー性皮膚炎は病院から処方される薬だけでなく、毎日の生活を見直し、アトピー性皮膚炎の原因となっているものをできるだけ避けることが大切です。

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