アトピー性皮膚炎とは

2019-02-20

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹を繰り返す皮膚炎で、アレルギー体質のある人に発症しやすい病気です。皮膚表面の角質が荒れてバリア機能が弱くなり、極度の乾燥肌が特長です。また、表面が荒れていることからアレルゲンが侵入しやすく、その刺激によりかゆみを感じやすく、爪で掻き壊すために更に湿疹の状態が悪くなるという悪循環に陥り慢性化します。

一番辛いのは皮膚のかゆみで、夜も眠れず落ち着きません。また酷い乾燥肌で刺激を感じやすく、これもかゆみを感じる原因となっています。このかゆみがアトピー性皮膚炎の一番大きな苦しみでOQLを下げる原因になると同時に、掻き壊しによる湿疹の悪化と慢性化に繋がっています。

アトピー性皮膚炎は、急に悪くなったり、良くなったりする病気ではなく、変化を繰り返して慢性化、もしくは治癒します。治療における最終目標は、かゆみや湿疹などの症状が治まり、薬を使わなくても、保湿剤のみでコントロールできることです。

症状を改善するためには、かゆみをコントロールし、食生活や睡眠などの生活習慣を見直し、保湿をしっかり行うことが重要です。

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