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ウイルス性胃腸炎になってしまったら・・・
ウイルス性胃腸炎は名前の通りウイルスに感染することで起こる胃腸炎で、「おなかのかぜ」と言われることもあります。初秋から春先にはノロウイルス、真冬にはロタウイルスが流行し、アデノウイルスは夏をピークに一年中見られます。
安静にして、消化の良い食事を心がけることが治療の基本になります。小さいお子様の場合、体力を消耗してしまうこともあり、早めに医師の診察を受けた方が安心です。
嘔吐や下痢の症状から脱水症状に陥りやすいので脱水予防も重要になってきます。水分補給は少量を回数多く飲ませることを心がけ、上手に補ってあげるようにしましょう。補給する水分は、湯冷ましや麦茶、イオン飲料など電解質を含むものをおすすめします。
嘔吐が治まり、下痢だけになると食事を再開させましょう。野菜スープなどの、水分が多く消化がいいものから始めましょう。
ウイルス性胃腸炎は感染力が高く大人にも感染します。
予防を徹底すること、感染してしまったあとは感染を広げないようにすることを心がけましょう。
子供の中耳炎について
アレルギーやかぜの場合に、急性中耳炎になりやすいと言われています。
急性中耳炎の主な症状としては、耳が痛む、耳が聞こえにくい、発熱がある、耳が詰まっているような感じがする、などが挙げられます。
耳が痛いことを乳幼児は伝えられないため、耳を押さえる、機嫌が悪くなる、耳をこすったり、引っ張ったりする、などをする場合があります。
数日で耳の痛みや発熱の症状は無くなりますが、膿はこの後も最低でも1ヶ月くらいは残っていることが多くあります。
膿が残っていれば、かぜなどによって繰り返し、急性中耳炎になることもあります。
急性中耳炎を治療する際は、症状によって飲み薬が処方されます。
いずれにせよ早めに診てもらうことが大切です。
帯状疱疹とは?
はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。2014年から水痘ワクチンが1、2歳児の定期接種となりました。しかし、水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節に潜んでいます。加齢やストレス、過労などが引き金となってウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。
身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。50代から70代に多いですが、何歳の方でもなります。帯状疱疹の患者さんから、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児などに、水ぼうそうとしてうつる場合がありますが、帯状疱疹としてはうつりません。
治療に置いて重要な事は早期から治療を開始することです。早期に治療することで症状を軽くしたり、合併症や後遺症である帯状疱疹後神経痛を防いだり、軽くすることができるとされています。
突発性発疹かなと思ったら…
突発性発疹とは、突然40度近い高熱を出し、発熱後に、全身に発疹が現れる感染症です。「ヒトヘルペスウイルス6型」の感染が原因で起こる病気です。突然高熱が出て3~4日続き、熱が下がっていくのと同時に、お腹や背中を中心にして全身に赤い発疹が現れます。咳や鼻水などはなく、高熱のわりに元気であることも特徴のひとつです。
多くの赤ちゃんは不快な症状により機嫌が悪くなります。発疹がおさまるまでは機嫌が悪い状態が続きますが、発疹がひいてしまえば機嫌もケロッと治っている場合がほとんどです。
高熱でつらそうな場合には解熱剤、他の病気を併発している場合には抗菌薬を処方されることがあります。また、下痢になってうんちがゆるい場合には、整腸剤が処方されることもあります。
突発性発疹か、他の病気かを見分けるのは素人目には難しいので、40度近い高熱が出た場合には、一度小児科で診てもらう方が安心です。
手足口病が流行っています。
手足口病はウイルス性の感染症です。原因ウイルスには複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。患者の大半は子供ですが、まれに大人にも感染することがあります。
潜伏期間は、3~6日になり、口の中や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が現れて、1~3日間発熱することがあります。水疱は1週間程度でなくなります。口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎がひどく、食事や飲みものを受けつけなくなることから、脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。
手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されます。
手足口病は、飛沫感染と接触感染が主な感染経路です。手洗い、うがい、消毒をし感染を防ぎましょう。
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