ヘルパンギーナとは?

2019-06-21

ヘルパンギーナは、6月から初夏にかけて流行し、乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症です。主に「コクサッキーウイルスA群」が原因で、ウイルスの型がいくつかあるので、何度もかかってしまうことも珍しくありません。
まれに大人も発症しすることがあります。
症状は、39℃以上の熱が1~3日つづくと同時に、のどが赤く腫れて小さな水疱がたくさんできます。水疱は2~3日でつぶれて黄色い潰瘍になります。のどの痛みが強いために、食事や飲みものを受けつけなくなることから、脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。

特効薬はありませんが、口内炎(口の中にできた潰瘍)に対して鎮痛解熱薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などで治療をしていきます。
のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。食べものは、ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。

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