子供の熱中症について

2019-07-08

夏は熱中症が最も多くなる季節です。高温の炎天下にいると、大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなります。子ども(乳幼児・幼児)は体温調節機能が未発達で、汗をかく機能が未熟なため、暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまいます。

幼少期の子どもは大人よりも身長が低い為、地面からの照り返しの影響を強くうけます。大人が暑いと感じているとき、子どもはさらに高温の環境下にいることになります。
また子どもは自分で自らの体調の変化を訴えられないことがあります。屋外でずっと遊んでいると、その楽しさに夢中になってしまい、身体に異変が起きていても気づきません。異変がないか、周囲の大人が気にかけましょう。

軽いめまいや頭痛がある場合、衣類を緩め、涼しいところに頭を低くした状態で寝かせます。睡眠がとれているのにあくびをしていたり、汗を大量にかいていたりする時は、注意が必要なサインです。だるさや吐き気、それに頭痛やけいれんが起きたりすれば、熱中症の状態が重くなっているかもしれません。早めに病院を受診しましょう。

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