りんご病とは
2019-08-30
りんご病とは伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)の別名でヒトパルボウイルスB19が原因のウイルス感染症です。症状としては、ほほに紅色の皮疹(ひしん)紅斑(こうはん)が現れます。また、風邪を思わせる症状や関節痛、全身倦怠感などが先に現れる事もあります。5~10歳の子供が比較的かかりやすいと言われており、流行期には未就学児や保護者なども感染することがあります。
最初に発熱、頭痛、筋肉痛、疲れる等の症状が出始め、その後1週間して発疹が出ます。特徴的な症状として、頬にできる紅色の皮疹(ひしん)紅斑(こうはん)で、平手打ち様紅斑(ようこうはん)、りんご様紅斑(ようこうはん)、蝶形紅斑(ちょうけいこうはん)《蝶が羽を広げたような形》と表現されます。1~4日後には手足や胴体にも紅斑が出現し、2日程度経過すると不規則に退色してレース様、まだら模様に変化してきます。紅斑はかゆみや熱感を伴うこともあります。1~3週間程度で消えることが多いです。
症状に合わせて、解熱鎮痛剤やかゆみ止めを使用します。りんご病かなと思ったら、早めに医師の診察を受けましょう。
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