Archive for the ‘お知らせ’ Category
学校再開時に気をつけることとは?
先日政府より、今月下旬から徐々に学校を再開すると発表がありました。新型ウイルス感染症にかからないために、学校生活では以下のことに気をつけましょう。
– 毎朝、家庭において検温を行い、健康状態を把握しましょう。
– 発熱(37.5 度以上)、咳、鼻汁、咽頭痛、頭痛等の風邪の症状がある場合、倦怠感や息苦しさがある場合、嗅覚・味覚異常がある場合は無理をせず、自宅で休ませましょう。
– 登校時には必ずマスクと清潔なハンカチ等を持参しましょう。
– こまめに手を洗いマスクを着用しましょう。
多くの人が手を触れる場所など、ウイルスはあらゆるところに存在している可能性があります。外から教室に入るときや食事の前など、石鹸を用いて、こまめに手を洗いましょう。手洗いの後に手を拭くタオルやハンカチは必ず自分のものを用い、友人と共有は控えましょう。
– 免疫力を高めるため、「十分な睡眠」「適度な運動」「バランスのとれた食事」 を心がけましょう。
一時期に比べ、香港内の感染者数は落ち着いてきたとは言え、引き続き手洗い、マスク着用を心がけ、感染防止に努めましょう。
体調不良などでご心配な際は・・・
さくらクリニックは通常通り営業しており、患者様のご症状や渡航歴を事前確認の上、安全と衛生的を考慮してお通ししております。
事前に伺う内容として、香港外への渡航歴の有無、患者様ご本人だけでなく、ご家族にも渡航された方はいらっしゃらないか。また発熱、咳、嘔吐、下痢の有無などを確認させて頂いた上で、診察案内をしております。
さくらクリニックでは、日本語で医療相談を受け付けております。
体調不良等でご心配、ご不安な場合は、お気軽にご相談ください。
また、人と人との距離をとること(Social distancing; 社会的距離)、外出時はマスクを着用する、家の中でも咳エチケットを心がける、さらに家やオフィスの換気を十分にする、十分な睡眠などで自己の健康管理をしっかりすることを心がけましょう。
新型コロナウイルスに対して気をつけるべきこととは
新型コロナウイルスは、以下の経路で人から人に感染すると考えられています。
【飛沫(ひまつ)感染】
感染した人がくしゃみや咳をしたときに口から飛び出る、ウイルスを含む大きなエアロゾル(水分量の多い飛沫)が、1~2メートル以内にいる人の目や鼻、口に入り、粘膜の細胞から感染する経路です。
【接触感染】
ウイルスが付着した環境に触れた手で目や鼻、口に触れ、粘膜の細胞から感染する経路です。ちなみに、無傷の皮膚からウイルスが侵入することはありません。
【特殊な状況下での空気感染】
エアロゾルの水分が蒸発してできた5μm未満の微粒子にウイルスが付着して空気中を漂い、これを吸入することで感染する経路です。主に気管挿管などの医療処置の際に一時的に起こりますが、日常生活で空気感染が起こることはほとんどないと考えられています。
【病気の経過】
ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は平均5日、範囲は1~14日程度と考えられています。感染した人のうち約80%は軽症で、約5%の方が重症化すると報告されています。特に高齢者や基礎疾患を持つ方が重症化しやすいことが分かっています。
今は新型コロナウイルスに対して気を緩めてはいけない時期であることは間違いありません。具体的には、飛沫感染を防ぐために咳エチケットを行うこと、体調不良の時には出かけないことです。また、接触感染を防ぐために、できるだけ顔に触れないように注意して、こまめに(特に不特定多数の人が触れる場所に触ったあと)石鹸と流水で20秒以上、手と指をくまなく洗うことを心がけましょう。
手洗い後に気をつけること
新型コロナウイルス予防のために大切な手洗い。手洗い後、水を止めるためにピカピカの手で水道のレバーに触ったりしていませんか? せっかくの手洗いを残念な手洗いにする落とし穴があります。
爪も、爪と皮膚の境目も、親指の付け根も念入りに、20秒以上手を洗ってピカピカになったのに、キレイになったその手で水道のレバーに触れて水を止めていませんか?手洗い後にレバーなどに触れてしまうと、せっかくキレイにした手が再び汚れてしまいます。水を止める時には、ペーパータオルを使いましょう。ペーパータオルがない場合には、手指を使わず、肘などを使って操作するようにしましょう。
また、濡れた手でヘアスタイリングしたり、パッパッと水を払ってドアノブを触ったりしていませんか? 髪の毛には誰かのくしゃみや咳で飛び散った飛沫によってウイルスが付着している可能性があります。ドアノブには、何らかのウイルスや細菌を含む飛沫に触った誰かの手を介した微生物が付着しているかもしれません。濡れた手からさまざまな表面へ移動するウイルスや細菌などの微生物の数は、完全に乾いた手からの移動の数より多いことが示されています。濡れた手を介して自分や周りの人にウイルスなどの微生物を運んでしまうことがないよう、手はしっかり乾燥させましょう。
新形コロナウイルス蔓延下の診察につきまして
新型コロナウイルス感染症とは、過去ヒトで感染が確認されていなかった新種のコロナウイルスが原因と考えられる感染症です。
「手洗い」や「マスクの着用」を含む「咳エチケット」などの感染症対策が重要です。
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。 また普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
病院は通常通り営業しており、患者様のご症状や渡航歴を事前確認の上、安全と衛生的を考慮してお通ししております。
事前に伺う内容として、14日以内に中国本土へ渡航歴がないか、患者様ご本人だけでなく、ご家族にも渡航された方はいらっしゃらないか。また発熱、咳、嘔吐、下痢の有無などを確認させて頂いた上で、診察案内をしております。
社会不安のある中、体調不安等心配ごとが多いかと思います。そんな時は、まずは病院に電話をし、日本語で医療相談をしましょう。
自律神経失調症とは?
冷え症や睡眠不足・食事の変化・ホルモンの変化などのきっかけや、会社や家庭のストレスなどの環境の変化などで、自律神経のバランスが崩れ、体や心のバランスが乱れる状態を、「自律神経失調症」といいます。その結果、疲れやすさ・だるさ、便秘や下痢、頭痛やほてり、喉の違和感や動悸、しびれや手の汗、頻尿や残尿感などの体の症状が出てしまうのです。
「自律神経失調症」とは、自律神経は働いているがバランスか崩れている状態を指します。内臓の検査で調べても体や神経に何か悪い病気や異常は見つからないというのが「自律神経失調症」の特徴です。
自律神経のバランスの乱れの多くは睡眠不足や生活のリズムの乱れ、体力的な疲れや食生活の変化などが原因です。ゆっくりと休む時間を取ることや、規則正しい生活リズムの回復を目指すことで自律神経失調症の改善を図りましょう。
また症状に応じて、医師と相談の上、お薬での治療という方法もあります。
気になる症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。
頭痛の種類について
若い女性に多いのが、片頭痛です。片側のこめかみから眼のあたりに痛みがあり、ズキンズキン、ガンガンと脈打つように痛いのが特徴です。頭の血管の拡張と炎症・ストレス・遺伝(特に母親も片頭痛の場合)などと関連していると言われています。
後頭部を中心に両側に痛み、ギューと締め付けられる痛み、首や肩のこり、目の痛みを伴うのが、筋収縮型頭痛です。精神的ストレス・同じ姿勢での作業など身体的ストレスなどが原因の大半です。
左右どちらかの目の奥に痛み、キリキリ突き刺すような激しい痛み、目の充血、涙目、鼻づまりを伴う場合は、群発頭痛かも知れません。季節の変わり目と関連しているのではと、言われています。
突然痛くなった、今まで経験したことのない痛み、痛みの回数や強さがだんだんひどくなってきている、字が読みにくい、書きにくい、頭が働かない など、いつもと違う様子が見られる際は、生命に関わる重大な病気(クモ膜下出血、脳腫瘍、脳卒中など)が関係している場合があります。
頭痛の原因によって効果のある薬も異なります。頭痛でお困りの場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
子どもの病気を予防するには?
かぜやウイルスによる感染症などが流行する季節です。あかちゃんやこどもの病気を予防するために、日頃気をつけたいことには以下のようなものがあります。
室温と湿度 インフルエンザウイルスは低温乾燥の環境を好みます。部屋の温度は20℃くらいに調節し、室内の乾燥に気をつけましょう。
衣類の調節
衣類は着せすぎると冬でもあせもになることがあります。重ね着で調節しましょう。また、外出時は戸外と乗り物や店内などとの気温差が大きいので上着はこまめに脱ぎ着させましょう。
外出するとき
散歩やお出かけは人込みを避けて、昼間の暖かい時間帯にしましょう。帰省や旅行は、あかちゃんやこどもを最優先に、短時間で楽に移動できるスケジュールを組みましょう。
夜間や休日の受診
夜間や休日に具合が悪くなったとき、また容態が急変したり、大けがなどで受診する必要があると判断した場合には、夜間、休日、救急診療を行っている医療機関を受診しましょう。
この時期は乾燥肌に要注意!
冬は特に空気が乾燥します。大人よりも皮膚の薄い子どものお肌はどうしても乾燥しやすくなります。
乾燥肌になると、お肌がカサカサになり、ひどくなってくると痒くなってきます。乾燥肌が痒くて掻きむしってしまって、それが傷になってしまうということもあります。傷が出来るとお肌は痒みをより強く感じてしまい、引っ掻いてしまうという悪循環になってしまいます。そのため、肌に痒みが出たり、傷を作る前に、日頃から肌を乾燥させないように注意することが大切です。
肌を乾燥から守るためには、乾燥を防ぐと同時に、肌を保湿するスキンケアが重要です。一般的にはお風呂上がりが一番です。ベビーローションや保湿クリームなどを塗るようにしましょう。
皮膚を作るためには沢山の栄養素が必要で、偏食や食事制限、ダイエットなどにより、バランスが崩れると、皮膚の乾燥がひどくなってしまいます。乾燥肌対策には、バランスの良い食事も大切です。
そして、気になる症状がある場合は、酷くなる前に早めに医師に相談しましょう。
長引く咳に要注意!
風邪はすっかり治ったはずなのに、しつこい咳がいつまでも続く…。もしかしたらマイコプラズマ肺炎かもしれません。
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌のようなものによって起こる呼吸器感染症で、長期にわたって咳が続くのが特徴です。主に気道に感染し、気管支炎や肺炎などを引き起こします。初期は普通の風邪と同じように、発熱や喉の痛み、全身の倦怠感などの症状が現れ、次第に痰のからまない乾いた咳が出るようになります。熱が下がったあとも、3週間~4週間にわたって咳が長引くことがあります。
一般的な肺炎の場合は痰をともなうため、聴診器を当てるとゼロゼロするような呼吸音が聞こえますが、マイコプラズマ肺炎の場合はそのような雑音が聞こえないので、なかなか診断がつかないこともあります。夜間にひどく咳が出て、日中は比較的元気に過ごせる場合も多いのですが、長い間放置していると重症化してしまったり、中耳炎、脳炎などの合併症が起こる可能性もあるので注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎は薬で治療できます。気になる症状がある時は、医師に相談しましょう。

