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高血圧とは?その予防と医師に相談すべきタイミング
高血圧は、血液が血管内を流れる際にかかる圧力が高い状態を指します。具体的には、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。高血圧は自覚症状がほとんどないため「サイレントキラー」と呼ばれ、放置すると心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクが高まります。高血圧の原因は、塩分の摂りすぎ、肥満、ストレス、運動不足、遺伝など多岐にわたります。予防にはまず、バランスの良い食事が重要です。特に塩分を控えめにし、野菜や果物、魚を積極的に摂取しましょう。また、適度な運動を日常生活に取り入れることも効果的です。有酸素運動やストレッチがおすすめです。さらに、ストレスを溜め込まないことや、禁煙・節酒も健康維持に役立ちます。
では、どのタイミングで医師に相談すべきでしょうか?以下のような場合は早めに受診を検討してください
– 健康診断で高血圧を指摘された場合
– 自宅で測定した血圧が何度も140/90mmHgを超える場合。
– 目まいや頭痛、動悸などの症状がある場合。
– 家族に高血圧や心臓病の既往がある場合。
– 妊娠中に血圧が高くなる場合。
診察では、血圧測定だけでなく、血液検査や心電図などを行い、病気の有無やリスクを確認します。早期発見と治療は合併症の予防につながります。医師の指導に従い、生活習慣を改善するとともに、必要に応じて適切な薬物療法を行いましょう。
定期的な健康チェックと、医療機関を上手に活用することで、高血圧をしっかりコントロールし、健康的な生活を送りましょう。
ワークライフバランスの大切さ
健康的な生活を送るためには、仕事と私生活のバランスを意識することが重要です。仕事に集中しすぎると、ストレスや疲労が蓄積し、睡眠不足や生活習慣病のリスクが高まります。一方で、プライベートを優先しすぎると、目標達成や経済的安定が難しくなることもあります。 バランスを保つためには、まず日々のスケジュールを見直し、優先順位を明確にしましょう。たとえば、仕事の後にリラックスできる時間を設ける、週に一度は趣味や運動に取り組むなど、小さな習慣が大きな効果を生みます。また、仕事中も無理をせず、適度な休憩を取り入れることが大切です。
ワークライフバランスは、単なる時間配分ではなく、心身の健康を守る基盤です。無理せず、自分に合ったペースを見つけ、健康で充実した毎日を目指しましょう。
本日は国慶節祝日です。香港の病院は休診となっております。急患の方は香港アドベンティスト病院などの総合病院へ直接お越しください。また国慶節祝花火による交通規制や通行止めが予想されます。健やかで安全な祝日をお過ごしください。
2025-2026 インフルエンザシーズン到来:早めの予防を!
香港では例年より早くインフルエンザの流行が始まっています。今年のウイルスは、
A/Victoria/4897/2022 (H1N1)pdm09-like virus,
A/Croatia/10136RV/2023 (H3N2)-like virus,
B/Austria/1359417/2021 (B/Victoria lineage)-like virus,
B/Phuket/3073/2013 (B/Yamagata lineage)like virus,
の4種類を含む4価ワクチンで予防が可能です。特に高齢者、小さなお子様、妊娠中の方は重症化のリスクが高いため、早めの接種をおすすめします。
インフルエンザワクチン接種のポイント
– 接種後2週間で抗体が形成され、約1年効果が持続します。
– 生後6カ月以上のお子様より接種できます。8歳以下で初めて接種するお子様は、2回の接種が必要です。
さらに、手洗いやマスクの着用、十分な睡眠も感染予防に役立ちます。この時期は、体調の変化に注意し、風邪のような症状が出たら早めに医師にご相談ください。香港で健康な秋冬を迎えるために、今すぐ予防を始めましょう!
アレルギー症状を感じることはありませんか?
最近、香港では気温や湿度の変化に伴い、アレルギー性鼻炎や喘息の症状を訴える方が増えています。特に、空気の質が悪化する日には、外出時にマスクをしたり、室内の空気清浄機を活用することをおすすめします。エアコンの衛生状況を確認したり、寝具や衣類を清潔かつ乾燥に心がけることもtipsです。また、適切な水分補給や部屋の湿度管理を心がけましょう。症状が続く場合や重症化が懸念される場合は、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。当院ではアレルギー検査や治療も行っておりますので、ぜひご相談ください。
インフルエンザ
香港では、現在、インフルエンザAが流行しています。 38度以上の発熱、倦怠感、悪寒や関節痛などの初期症状がみられたら、早めに医師の診断を受けましょう。さくらクリニックでは、日本語での医療相談を受け付けています。 便利なLINEやWhatsAppがご利用いただけます。”こんな時どうしよう”、”受診時の保険や医療費はどうしたら良いだろう” など、ご相談やお悩みに医療スタッフがお応えします。
下痢について
下痢に悩んでる方は案外多く、長引くと日常生活に支障も出てしまいます。
今回は下痢について、お話します。
水分の多い液状便またはそれに近い状態の便を、たびたび排泄する状態を「下痢」とよんでいます。
下痢になる原因は、精神的ストレス、暴飲暴食、消化不良、冷え、食あたり、水あたり、食物アレルギーなどが挙げられます。
下痢に伴う症状には、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、血便、水様便、粘液便などがあります。
下痢になったら以下の5つのポイントに注意しましょう。
1.水分・電解質をしっかり補給
2.食中毒などの感染性下痢が疑われる場合は、安易に下痢止め薬を服用しない
3.長く続く下痢の場合は、必ず医師の治療を!
4.食事は消化のよいものを
5.脂っぽいもの、刺激の強いものは避ける
長く続く下痢、くり返す下痢は、一度、医院・病院で診察を受けましょう。
慢性下痢の場合は、他に原因となる疾患のあることが多いです。
医師の診断により下痢の原因疾患を特定し、適切な治療を受けることが大切です。
マスクによる肌トラブルとは
新型コロナウイルスの蔓延によって、欠かせないアイテムであるマスクですが、肌にとって大きな負担を強いることも事実です。
なぜマスクが肌荒れを引き起こすのか、大きな原因が次の3つになります。
1. 使用素材によるダメージ
化学繊維などの素材により、かゆみやかぶれなどが発生します。
2. 蒸れによる雑菌の繁殖
半ば密閉空間ともいえるマスク内は、呼気による適度な湿度と温度で雑菌が繁殖しやす環境です。口周りにニキビが発生しやすくなります。
3. 摩擦によるバリア機能の低下
マスクを着用すると、肌との摩擦は避けられません。特に使い捨てマスクで使用されている不織布は繊維が硬いため、より摩擦が起こりやすくなります。
これによってバリア機能が低下、そして肌の乾燥を招き、様々なトラブルの原因になってしまいます。
マスクによる擦れやこもった湿気でバリア機能が低下した肌に刺激は禁物です。
クレンジングや洗顔は、刺激の少ない肌にやさしい成分やテクスチャーのものを選びましょう。また乾燥肌に傾きがちなので、洗顔後はいつも以上に念入りな保湿を心がけましょう。
それでも症状が悪化してしまった場合には、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。
夏場のマスク着用で気をつけたいこと
夏場にマスクを使用に関して、最も注意したいのが熱中症です。
人は夏になって気温が高くなり体内に熱がこもるようになると汗をかいたり、呼吸をして冷えた空気を体内に取り込んだりすることで熱を発散していき、体温調節を行います。ですが、マスクをしていると自分の呼吸によって温かい空気しか入ってこないため、呼吸で身体を冷やすことが難しく、むしろ体温を上昇させてしまいます。また、顔の半分ほどがマスクで覆われることによって熱がこもりやすくなります。
それに加えて、マスクによる加湿で口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気づくのが遅くなり、マスクなしで過ごしていた時よりも熱中症になるリスクは高まると考えられています。
対策は、こまめにゆっくりと水分を摂ることです。
大人だけでなくのどの渇きを元々感じにくい高齢者や自分で喉の渇きなどを訴えにくい乳幼児も積極的に水分を摂るようにしましょう。
どうしても暑くて苦しい、めまいがするなど熱中症の症状が出ているという場合には人のいないところで一旦マスクを外して呼吸を整え、水分を摂って休むのも良いでしょう。
今年の夏は、例年以上に、自分の体調に合わせて計画的に外出をして熱中症を予防していきましょう。
新型コロナウイルスの対応で疲れていませんか?
新型コロナウイルス感染症対応で疲れていませんか?世界的に初めての経験で、不安やトラブルがあって当然といえる状況です。 大規模イベントや行事の中止、大人は時差通勤やリモートワーク、子供たちは休校休園など予防に奮闘し慣れない日々が続いています。
環境の変化や先の見えない状況、行動の不自由さの中で一生懸命生活し、知らずしらず緊張が続いています。こんなときは無意識に体や気持ちに力が入り痛みやイライラ、不安も高まります。私たち誰にでも心理面や体調面で以下のような、さまざまな不調が起こってくる可能性があります。
疲れが取れない、眠れない、頭痛、腹痛、肩こり、めまい
心配不安、イライラ、落ち着かない、気分の落ち込み、緊張感
不調を少しでも防ぐために、以下のことに気をつけましょう。
-正確な情報を得る
-コミュニケーションをとる…職場や家族の人と不安や心配を言葉にして共有する
-体を動かす…緊張をとくために体を動かす工夫をする。
-好きなことをする…1人で、少人数でできる趣味・興味・関心を見つけて楽しむ
クリニックでは、安全に配慮した上で診察を行っております。
体調不良、不安などありましたら、いつでもご連絡ください。
大人の皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは、顔や耳の周り・首や関節の内側など皮膚の薄いところを中心に、乾燥したり、逆にじくじくしてただれたようになってしまう病気です。以前は、大人になればアトピー性皮膚炎は治るものとされていましたが、現代では大人になっても治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎にかかる人が増えています。
幼いうちは食物やダニがアレルゲンとなってアトピー性皮膚炎を起こしていました。これは、まだ幼いうちは皮膚や体の防御機能が未熟であったためと考えられています。一方、大人ではさまざまなものに含まれる化学物質や食品添加物、ハウスダスト、強い紫外線など外界の刺激がアレルゲンとなっていることが多いのです。また、さまざまなストレスや睡眠不足なども症状をひどくしてしまいます。
皮膚の清潔を保ち、汗などの汚れはそのままにしない
下着の素材は柔らかいものにするなど、患部を刺激したり、かゆみを感じない素材にする
保湿をしっかり行い、乾燥を防ぐ
栄養バランスの良い食事を摂る
積極的に気分転換やリラクゼーションを取り入れる
など、生活環境を見直し、清潔を保つことが病気の発症・症状の軽減の対策になります。
アトピー性皮膚炎は病院から処方される薬だけでなく、毎日の生活を見直し、アトピー性皮膚炎の原因となっているものをできるだけ避けることが大切です。
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