Archive for the ‘お知らせ’ Category
インフルエンザ
香港では、現在、インフルエンザAが流行しています。 38度以上の発熱、倦怠感、悪寒や関節痛などの初期症状がみられたら、早めに医師の診断を受けましょう。さくらクリニックでは、日本語での医療相談を受け付けています。 便利なLINEやWhatsAppがご利用いただけます。”こんな時どうしよう”、”受診時の保険や医療費はどうしたら良いだろう” など、ご相談やお悩みに医療スタッフがお応えします。
下痢について
下痢に悩んでる方は案外多く、長引くと日常生活に支障も出てしまいます。
今回は下痢について、お話します。
水分の多い液状便またはそれに近い状態の便を、たびたび排泄する状態を「下痢」とよんでいます。
下痢になる原因は、精神的ストレス、暴飲暴食、消化不良、冷え、食あたり、水あたり、食物アレルギーなどが挙げられます。
下痢に伴う症状には、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱、血便、水様便、粘液便などがあります。
下痢になったら以下の5つのポイントに注意しましょう。
1.水分・電解質をしっかり補給
2.食中毒などの感染性下痢が疑われる場合は、安易に下痢止め薬を服用しない
3.長く続く下痢の場合は、必ず医師の治療を!
4.食事は消化のよいものを
5.脂っぽいもの、刺激の強いものは避ける
長く続く下痢、くり返す下痢は、一度、医院・病院で診察を受けましょう。
慢性下痢の場合は、他に原因となる疾患のあることが多いです。
医師の診断により下痢の原因疾患を特定し、適切な治療を受けることが大切です。
マスクによる肌トラブルとは
新型コロナウイルスの蔓延によって、欠かせないアイテムであるマスクですが、肌にとって大きな負担を強いることも事実です。
なぜマスクが肌荒れを引き起こすのか、大きな原因が次の3つになります。
1. 使用素材によるダメージ
化学繊維などの素材により、かゆみやかぶれなどが発生します。
2. 蒸れによる雑菌の繁殖
半ば密閉空間ともいえるマスク内は、呼気による適度な湿度と温度で雑菌が繁殖しやす環境です。口周りにニキビが発生しやすくなります。
3. 摩擦によるバリア機能の低下
マスクを着用すると、肌との摩擦は避けられません。特に使い捨てマスクで使用されている不織布は繊維が硬いため、より摩擦が起こりやすくなります。
これによってバリア機能が低下、そして肌の乾燥を招き、様々なトラブルの原因になってしまいます。
マスクによる擦れやこもった湿気でバリア機能が低下した肌に刺激は禁物です。
クレンジングや洗顔は、刺激の少ない肌にやさしい成分やテクスチャーのものを選びましょう。また乾燥肌に傾きがちなので、洗顔後はいつも以上に念入りな保湿を心がけましょう。
それでも症状が悪化してしまった場合には、早めに医師の診察を受けることをお勧めします。
夏場のマスク着用で気をつけたいこと
夏場にマスクを使用に関して、最も注意したいのが熱中症です。
人は夏になって気温が高くなり体内に熱がこもるようになると汗をかいたり、呼吸をして冷えた空気を体内に取り込んだりすることで熱を発散していき、体温調節を行います。ですが、マスクをしていると自分の呼吸によって温かい空気しか入ってこないため、呼吸で身体を冷やすことが難しく、むしろ体温を上昇させてしまいます。また、顔の半分ほどがマスクで覆われることによって熱がこもりやすくなります。
それに加えて、マスクによる加湿で口の渇きを感じにくくなるため、熱中症に気づくのが遅くなり、マスクなしで過ごしていた時よりも熱中症になるリスクは高まると考えられています。
対策は、こまめにゆっくりと水分を摂ることです。
大人だけでなくのどの渇きを元々感じにくい高齢者や自分で喉の渇きなどを訴えにくい乳幼児も積極的に水分を摂るようにしましょう。
どうしても暑くて苦しい、めまいがするなど熱中症の症状が出ているという場合には人のいないところで一旦マスクを外して呼吸を整え、水分を摂って休むのも良いでしょう。
今年の夏は、例年以上に、自分の体調に合わせて計画的に外出をして熱中症を予防していきましょう。
新型コロナウイルスの対応で疲れていませんか?
新型コロナウイルス感染症対応で疲れていませんか?世界的に初めての経験で、不安やトラブルがあって当然といえる状況です。 大規模イベントや行事の中止、大人は時差通勤やリモートワーク、子供たちは休校休園など予防に奮闘し慣れない日々が続いています。
環境の変化や先の見えない状況、行動の不自由さの中で一生懸命生活し、知らずしらず緊張が続いています。こんなときは無意識に体や気持ちに力が入り痛みやイライラ、不安も高まります。私たち誰にでも心理面や体調面で以下のような、さまざまな不調が起こってくる可能性があります。
疲れが取れない、眠れない、頭痛、腹痛、肩こり、めまい
心配不安、イライラ、落ち着かない、気分の落ち込み、緊張感
不調を少しでも防ぐために、以下のことに気をつけましょう。
-正確な情報を得る
-コミュニケーションをとる…職場や家族の人と不安や心配を言葉にして共有する
-体を動かす…緊張をとくために体を動かす工夫をする。
-好きなことをする…1人で、少人数でできる趣味・興味・関心を見つけて楽しむ
クリニックでは、安全に配慮した上で診察を行っております。
体調不良、不安などありましたら、いつでもご連絡ください。
大人の皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは、顔や耳の周り・首や関節の内側など皮膚の薄いところを中心に、乾燥したり、逆にじくじくしてただれたようになってしまう病気です。以前は、大人になればアトピー性皮膚炎は治るものとされていましたが、現代では大人になっても治らない人や、大人になってからアトピー性皮膚炎にかかる人が増えています。
幼いうちは食物やダニがアレルゲンとなってアトピー性皮膚炎を起こしていました。これは、まだ幼いうちは皮膚や体の防御機能が未熟であったためと考えられています。一方、大人ではさまざまなものに含まれる化学物質や食品添加物、ハウスダスト、強い紫外線など外界の刺激がアレルゲンとなっていることが多いのです。また、さまざまなストレスや睡眠不足なども症状をひどくしてしまいます。
皮膚の清潔を保ち、汗などの汚れはそのままにしない
下着の素材は柔らかいものにするなど、患部を刺激したり、かゆみを感じない素材にする
保湿をしっかり行い、乾燥を防ぐ
栄養バランスの良い食事を摂る
積極的に気分転換やリラクゼーションを取り入れる
など、生活環境を見直し、清潔を保つことが病気の発症・症状の軽減の対策になります。
アトピー性皮膚炎は病院から処方される薬だけでなく、毎日の生活を見直し、アトピー性皮膚炎の原因となっているものをできるだけ避けることが大切です。
学校再開時に気をつけることとは?
先日政府より、今月下旬から徐々に学校を再開すると発表がありました。新型ウイルス感染症にかからないために、学校生活では以下のことに気をつけましょう。
– 毎朝、家庭において検温を行い、健康状態を把握しましょう。
– 発熱(37.5 度以上)、咳、鼻汁、咽頭痛、頭痛等の風邪の症状がある場合、倦怠感や息苦しさがある場合、嗅覚・味覚異常がある場合は無理をせず、自宅で休ませましょう。
– 登校時には必ずマスクと清潔なハンカチ等を持参しましょう。
– こまめに手を洗いマスクを着用しましょう。
多くの人が手を触れる場所など、ウイルスはあらゆるところに存在している可能性があります。外から教室に入るときや食事の前など、石鹸を用いて、こまめに手を洗いましょう。手洗いの後に手を拭くタオルやハンカチは必ず自分のものを用い、友人と共有は控えましょう。
– 免疫力を高めるため、「十分な睡眠」「適度な運動」「バランスのとれた食事」 を心がけましょう。
一時期に比べ、香港内の感染者数は落ち着いてきたとは言え、引き続き手洗い、マスク着用を心がけ、感染防止に努めましょう。
体調不良などでご心配な際は・・・
さくらクリニックは通常通り営業しており、患者様のご症状や渡航歴を事前確認の上、安全と衛生的を考慮してお通ししております。
事前に伺う内容として、香港外への渡航歴の有無、患者様ご本人だけでなく、ご家族にも渡航された方はいらっしゃらないか。また発熱、咳、嘔吐、下痢の有無などを確認させて頂いた上で、診察案内をしております。
さくらクリニックでは、日本語で医療相談を受け付けております。
体調不良等でご心配、ご不安な場合は、お気軽にご相談ください。
また、人と人との距離をとること(Social distancing; 社会的距離)、外出時はマスクを着用する、家の中でも咳エチケットを心がける、さらに家やオフィスの換気を十分にする、十分な睡眠などで自己の健康管理をしっかりすることを心がけましょう。
新型コロナウイルスに対して気をつけるべきこととは
新型コロナウイルスは、以下の経路で人から人に感染すると考えられています。
【飛沫(ひまつ)感染】
感染した人がくしゃみや咳をしたときに口から飛び出る、ウイルスを含む大きなエアロゾル(水分量の多い飛沫)が、1~2メートル以内にいる人の目や鼻、口に入り、粘膜の細胞から感染する経路です。
【接触感染】
ウイルスが付着した環境に触れた手で目や鼻、口に触れ、粘膜の細胞から感染する経路です。ちなみに、無傷の皮膚からウイルスが侵入することはありません。
【特殊な状況下での空気感染】
エアロゾルの水分が蒸発してできた5μm未満の微粒子にウイルスが付着して空気中を漂い、これを吸入することで感染する経路です。主に気管挿管などの医療処置の際に一時的に起こりますが、日常生活で空気感染が起こることはほとんどないと考えられています。
【病気の経過】
ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は平均5日、範囲は1~14日程度と考えられています。感染した人のうち約80%は軽症で、約5%の方が重症化すると報告されています。特に高齢者や基礎疾患を持つ方が重症化しやすいことが分かっています。
今は新型コロナウイルスに対して気を緩めてはいけない時期であることは間違いありません。具体的には、飛沫感染を防ぐために咳エチケットを行うこと、体調不良の時には出かけないことです。また、接触感染を防ぐために、できるだけ顔に触れないように注意して、こまめに(特に不特定多数の人が触れる場所に触ったあと)石鹸と流水で20秒以上、手と指をくまなく洗うことを心がけましょう。
手洗い後に気をつけること
新型コロナウイルス予防のために大切な手洗い。手洗い後、水を止めるためにピカピカの手で水道のレバーに触ったりしていませんか? せっかくの手洗いを残念な手洗いにする落とし穴があります。
爪も、爪と皮膚の境目も、親指の付け根も念入りに、20秒以上手を洗ってピカピカになったのに、キレイになったその手で水道のレバーに触れて水を止めていませんか?手洗い後にレバーなどに触れてしまうと、せっかくキレイにした手が再び汚れてしまいます。水を止める時には、ペーパータオルを使いましょう。ペーパータオルがない場合には、手指を使わず、肘などを使って操作するようにしましょう。
また、濡れた手でヘアスタイリングしたり、パッパッと水を払ってドアノブを触ったりしていませんか? 髪の毛には誰かのくしゃみや咳で飛び散った飛沫によってウイルスが付着している可能性があります。ドアノブには、何らかのウイルスや細菌を含む飛沫に触った誰かの手を介した微生物が付着しているかもしれません。濡れた手からさまざまな表面へ移動するウイルスや細菌などの微生物の数は、完全に乾いた手からの移動の数より多いことが示されています。濡れた手を介して自分や周りの人にウイルスなどの微生物を運んでしまうことがないよう、手はしっかり乾燥させましょう。
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